本日、7/15は「ネオンサインの日」です!
ネオンの発明者はフランスのジョルジュ•クロードですが、ネオンが日本に渡来してきたのは大正初期のことです。以来日本での研究開発が始まり、大正15年7/15に初の国産のネオンサインがお披露目されたとされてます。
その制作者は東京電気株式会社の技術者たち。いまの東芝の前身の会社です。この国産初のネオンは日比谷公園で開かれた納涼大会で飾られたもので、デザインは男の子と女の子が向かいあってシャボン玉を吹き、その玉の輪の中に東京市納涼会の文字が入っているという、なかなか凝った意匠だったそうです。
これ以降、国内のネオン技術は飛躍的な発展を遂げ、2000年頃までは日本経済発展を象徴するかのように巨大なネオン広告が都市部を明るく照らしました。しかしその後は経済成長の停滞と新しい技術の台頭により巨大なネオン広告は次々と姿を消すこととなります。
現在はネオンが持つ魅力が再注目され、LED照明でも再現されるほどの人気です。そのようななか従来のガラス管で作られたネオンにも注目して欲しいと思います。
来年2026年はネオンサインの日100周年を迎えます。
(写真は昭和2年発行の東京電気株式会社の広報誌に記載されているもの。東芝ライテック(株)のホームページより)
