写真のような絵

千葉市郊外の、「昭和の森公園」の近くに昨年11月にオープンした「ホキ美術館」にいってきました。新聞広告やテレビ放映で話題になっていましたので新年早々に訪れて見ました。ここは実業家の保木将夫氏が収集した日本の現代写実絵画約300点のコレクションのなかから約160点を展示しているものです。

写実絵画はその基盤はヨーロッパのダ・ヴィンチやフェルメールなどにさかのぼる伝統的な絵画にあるそうです。

また、この最新鋭の美術館は写実絵画の展示のために設計されており、約160点の作品は三層の長い回廊のギャラリーにピクチャーレールなしで展示され、LEDとハロゲンの照明は天井に埋め込まれてあり、作品の鑑賞にはおあつらえの効果をを発揮しております。

さらに、建物の一部30メートルが空中に浮いているほか、自然採光を採り入れ、緑を楽しめる展示室もあります。建物及び、館内の構造のユニークな感覚は建築物としても一見の価値があります。

展示作品の感想ですが、全体のことごとくが一見して写真ではないかと錯覚します、中には写真よりリアルでそして作家ごとの個性がよく表現されており1点1点が驚嘆のいたりでありました。

毛髪の1本1本、指輪、ブレスレット、ネックレスの鎖の輪や彫刻の文様、海岸の砂粒1粒にいたるまで、ガラス容器の透明感、瞳のみずみずしいい透明感など、これが絵画なのか。下の写真は記念のポストカードを複写したものですが、いかがでしょうか。


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今年もサイン業に携わる、はしくれとして、広い意味でのデザイン、芸術の接見に思いをはせる年とならんこと期待しております。

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