能登の震災復興の道は遠し

私ごとですが、先日金沢に用事があって、前乗りで能登の和倉温泉へ一泊してきました。

目的は震災の爪痕と復興状況をこの目で見ることと、大好きな居酒屋巡りで地元を応援したいという思いからでした。

事前情報はある程度得てはいたものの、震災の爪痕と進まない復興を目の当たりにして悲しくなりました。雨天のせいもあってか、かつて賑わっていた温泉観光地がまるでゴーストタウンのようです。20軒以上あった宿泊所で現在営業しているのはたったの4軒のようです。

夜は居酒屋で女将に生活事情などをうかがい、翌朝は周辺を見てまわりました。損傷した道路は穴埋め応急処置のみ、建物はひび割れ、雨漏りも酷そうです。巨大なホテルは修復にも建替えにも金や年数が必要です。街を離れて生活している住民の方も多く、当然観光客など受け入れられる環境ではないということを切に実感しました。そんな中でも復興支援者の宿泊施設、お土産屋、飲食店などが数少ないながらも頑張っている状況です。

和倉温泉のある七尾市は半島の首根っこあたりで、金沢市とは近い距離にあります。金沢はあんなにもインバウンドで異常なくらい盛り上がっているのに、一体このギャップは何なのでしょうか?…

そんなモヤモヤした思いを抱きながら、石川県2泊の旅で地酒をたっぷりと腹に納めてまいりました。

1年経過するも道路は応急処置のまま
有名な加賀屋ホテルは外壁に亀裂が入り、どうするんでしょう。
石川県は雨がよく降ります。その水を館内から常時排水しているようでした。
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