- DATE : 2012.12.27
- CATEGORY : 看板ウォッチング
なんでこうなるの?
トイレなどの施設やサービスを図記号で表示する、いわゆる"ピクトサイン"の多くはJIS化されていて、それを使用したほうが広く一般に認知されやすいといいます。
しかし実際にモノをデザインする段階では、機能性を重視したい反面、デザイナーの遊び心が入り込む時がままあります。
写真のサインは秩父鉄道長瀞駅の前にある公衆トイレのもので、最近撮ったものです。
確か数年前に訪れた時は、木製の侍のシルエットのピクトサインだけが付いていて、なかなか味があって面白いなと思った記憶があります。
赤や青で大きく表示されたサインは最近追加されたものと思われます。
長瀞は石畳やライン下りが有名ですが昔の話し。
一時さびれた観光地というイメージがありましたが、いまは少し復活したのでしょうか、サインに中国語や韓国語が表記されています。
それにしても、だからといってこのサインの付け足しはチョット残念。
折角のオリジナリティーが標準規格によって埋もれてしまいました。
まあ、元々の小さなサインだけではかなりの混乱があったんでしょうが。
しかし日本人は短絡的と言うか、問題が起きるとすぐにこういう形で処理してしまう国民ですね。
最初にデザインした人だったら、もっと違った形で解決してくれてたでしょうに。