- DATE : 2013.11.26
- CATEGORY : 看板ウォッチング
香港の竹足場事情
香港に行って参りました。
訪問先の高層ビルからなんとな~く眼下を眺めていると、ムムム!
なんとー、中規模ながらも、ガラスのカーテンウォールの近代的ビルに地上から屋上まで竹足場がビッシリ掛っているではありませんか!!
何の工事なのか?壁繋ぎはどうなってる?安全なの?
と次から次へと??が浮上。
というわけで、日本では絶対に有り得ない竹足場の実態を調べるべく、街なかをぶ~らぶらしてみました。
早速ビル全体を養生している現場に遭遇。
朝顔は何メートルおきかに設置させています。この辺はきちんと決まりがありそう。
ブルーシートにあたるものは、香港ではレジャーシートのようにストライプ柄です。
しかもコンパネは敷かずにレジャーシートのみ。
こちらの現場は竹のサイズがばらばらで、適当感が漂います。
コンパネを敷く代わりに竹を密に敷きつめています。
上に登る梯子でしょうか。
竹同士を結束するアイテムは針金入りの黒い結束バンドが主流のようです。
が、梯子右下のようにボロキレなどで縛っているケースも多々。
縛れれば何でもアリみたいです。
このような竹足場はいたるところにありました。
残念ながら掛けている最中に遭遇することはありませんでした。
竹足場はこのように道路脇に無造作に置かれたりしています。
長くなりましたが、最後に看板工事の為に掛っていた足場。
これも当然竹です。
まとめますと、香港の工事現場は竹オンリーでして、日本のように単管足場、枠組み足場は無し。
高所作業車も無し。脚立すら見かけませんでした。
竹は軽いし、しなりがあるし、豊富に採れるということで、ここ香港では大変理に適った材なのでした。
それにしても「安全基準」はどうなっているのでしょうか?