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DATE : 2016.11.28
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ネオンの時計と温度計

2016.11.28_1.jpgオランダとデンマークを見て回った際、特に注目していたのがネオンサインです。
ネオンは我が国日本で独自の発展を遂げましたが、今はかつての旺盛もどこへやら。
日本は文化的に職人技を重んじて継承する面と、スクラップ&ビルドや流行でコロコロと姿を変えるという面を持ち合わせています。
ネオンは実は職人技と言えるのですが、看板の光源としての工業製品であったために、LEDという新技術の出現で影がすっかり薄くなってしまいました。
ネオンの光り輝く諸外国といえば、香港やラスベガスを思い浮かべますが、こちらも年々LEDに変わってきているようです。
今回訪れたヨーロッパはどうなのか、興味深々でした。
二か国を見てみて、「結構ネオンが多い!」と一瞬胸躍ったのですが、やはり事情は他の国と同じみたいでした。
コペンのデザイン事務所に勤務する若者の話では、ネオンはオブジェとしての需要があるだけで、曲げ職人はわざわざドイツから来ているような状況と聞きました。(ホントでしょうか?)
ネオンが多いと感じたのは多分私の錯覚で、両国ともサインや広告自体が少ないので、逆にそう感じたのだと思います。

前段が長くなりましたが、そんなオブジェとしてのネオンを2点紹介しましょう。
まずはコペンハーゲンセントラル駅のデジタル時計です。(上の写真)
ノルウェーのオスロにも同じような時計があったようです。(現存するかは不明)

もう一点はビルの角にデザインされたネオンの温度計です。(下の写真)
古くからあるこのビルはかつて全体がネオン装飾やネオン看板でにぎわっていましたが、現在はネオンが残るのは温度計部分のみです。
この日の気温は9度でしたが、下はマイナス20度から、上には30度の数字がありません。(さすが北欧)
古いものを何とかメンテしているらしく、残念ながら先は長くない気がしました。

2016.11.28_2.jpg
次回、もう少しネオンに触れたいと思います。

社長