- DATE : 2013.12.20
- CATEGORY : 看板ウォッチング
グラデーション
グレー調のグラデーションがかかった高層ビル。こちらは東洋熱工業という会社の"新東熱ビル"と称され、隈健吾氏の設計です。
斜めから見ると本当に美しいです。
そして建物正面へと近づくにつれ、これがルーバーによるものだと分かります。
通常均等に真っ直ぐ取り付く垂直ルーバーが、それぞれ微妙な角度をなし、グラデーションとなって見えています。
調べてみると、このビル全体が省エネ技術をかなり活かした設計となっていて、このルーバーも室内への熱付加を最大限減らしたうえで眺望も確保できるよう計算された角度で取り付いているということです。
このグラデーションは単に外観が目立つとか、綺麗とか、そんな安易なものでは決してないのですが、実際は美しい。さすが巨匠ですね。