- DATE : 2010.04.20
- CATEGORY : 看板ウォッチング
鉄より丈夫なプラスチックに期待
今朝の日経新聞にこんな記事が載っていました。
「鉄より丈夫なプラスチック」
まだ大学で研究の段階ですが、実用化されれば青色発光ダイオードの発見のように、関係業界の構図が大きく変わるかもしれません。
なにせ、鉄より丈夫で軽いとくれば、用途はいろいろ。
透明だからガラスの代替えも利きます。
我がサイン業界では、屋外サインの素材の安全性について昔から問題を抱えています。
安全性といっても、危険という意味ではなく、安全性を法的になかなか認めてもらえないという話です。
その材料とは、皆さんよく目にする、看板の「表示面」に使われているもののこと。
文字や絵が表示されている面で夜間光る部分には、光を通す「プラスチック」や「幕」が使用されています。
建築基準法では一定の大きさを超える看板の表示面は「不燃材」で作らなくてはならないという定めがあり、「プラスチック」は認められていないのです。
もちろん、小さなサインなら使用OKなのですが、大きくデザインしたい時もありますよね。
そこで注目したのはこの記事。
この優れた強度のプラスチックに「不燃材」のお墨付きが国からもらえれば、サイン業界にとっても大変プラスになると思います。
早く実用化されることを期待します。