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DATE : 2012.05.22
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東武浅草駅と松屋のリニューアル

2012.05.22_1.jpg
長らく工事中の囲いで隠れていた松屋浅草の外観がを姿を見せました。
東武鉄道の過去の発表によりますと、東京スカイツリーの開業に合わせ、ビル外壁を改修して昭和6年当時の形に近づけるという計画です。
発表ではこのようなイメージパースが添付されていましたが、ここにはまだ駅名サインが計画されていません。

2012.05.22_2.jpg
ビルは昭和49年に改修され、アルミパネルに覆われて近代的な百貨店の姿に変わりました。
その際に、松屋の袖看板が着けられ、屋上の時計塔は松屋の屋上広告塔で覆われたものと推測できます。

今回の改修工事直前に撮影した駅名サインはネオンでした。
ああ、これでまたひとつネオンの灯りが消えるんだなぁとしんみりしたのを覚えています。
この歴史あるネオンサインがどのように変化したか。
それは意外にもSUS-HLチャンネル文字の外照サインでありました。
初期の計画には表れていませんでしたが、結果レトロな外観にマッチした庇とサインになっています。
流行りのLED文字サインにならなかったことに安堵しました。

2012.05.22_3.jpg

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建物は昔の外観に戻ったわけですが、駅名サインや松屋のサインは当初どのようなものだったのでしょうか。
ネットで拾った写真で確認してみました。
建物のアーチ型窓に沿った形でネオンサインが取り付けられています。
よく見ると文字の部分はネオンではなく、裸電球が仕込まれています。
ネオン全盛期のもっと前の時代のようです。
松屋のサインは壁面上部に大きく表示されていました。
屋上にはサインではなく、時計塔があったと思われます。

2012.05.22_5.jpg

2012.05.22_6.jpg

2012.05.22_7.jpg
首都圏の鉄道駅でネオンサインが最近まで残っていたことは、逆に驚きです。
残念なことにネオンが残るということはありませんでしたが、通常とは逆パターンのリニューアルということで、スカイツリーという近代建築とは対照的な名所として注目を集めている東武浅草駅。
古い歴史的建築物が解体されることなく、このように復活することは大変良いことだと思います。

社長