「犬も歩けばマルイに当たる」というほど、新宿の東口にはマルイの店舗がテーマごとにたくさん点在しています。
その店舗が次々と新しく生まれ変わっております。
4/24には本館が建て替えられ、リニューアルオープンを迎えました。
当社もサインの分野ではお仕事を頂戴し、微力ながらもそのお手伝いをさせていただいておる次第です。
少し遡って2/27に元マルイヤング新宿が「新宿マルイカレン」にリニューアルされました。
若い女性をターゲットにした店舗で、同じコンセプトで2階に出店したユニクロとガッチリタッグを組んでんいます。
不景気で暗いニュースばかり溢れていますが、マルイのようなハイレベルな店舗展開を目にすると、なんだか元気が湧いてきます!
ponko
リニューアルした銀座のタグホイヤーのサインを見てきました。
この物件はあるクライアント様から見積もり依頼をいただいて、受注がかなわなかった物件だけに残念です。
この手の計画はサインと造作の境界が曖昧で、光る壁や光るボーダーラインなど、看板専門業者にとっては製作やコストの面で悩むところです。
今後の勉強のためもあり、出来上がり具合を観察してきました。
まずはLEDの表面発光サインですが、大阪の某メーカーさんの製品だということは一目瞭然です。
これまでは、光る文字といえばネオンでしたが、LEDが登場して以来、この手のサインは進化を続けています。
従来は単品受注製作であったサインが、メーカー品というように姿を変えた影響で、看板専門業者はこれの取り付けのみが仕事となってしまい、仕事の面白みが無くなってしまいました。
不平を言っても始まりませんが、これも世の常、メーカーさんもし烈な競争で大変な状況でもあるようです。
こちらはオーソドックスな間接照明式の文字です。
これだけ大きいとネオンも入りますが、おそらくLEDでしょう。
こういったものは完全にサインなので、我々の専門分野です。
特徴的なのは、この三角形を成す照明ボーダーです。
メンテナンスのことを考え、カバーは外れる構造である必要から、小刻みに設けられたビスが気になりますが、仕方がないでしょう。
仕上げの精度はかなり高いように見えました。
防水や汚れや建物との取り合いを考えると、看板屋にはちょっと厳しい仕事です。
けれど、看板屋も看板にとどまらず、何でも出来るようでないと、生き残れないのかもしれません。
ponko
今日はスケルトン看板を二つ紹介します。
通常、照明入りの看板では、光源を見せないのが当たり前。
もっとも、裏から照明を当てて広告面を光らせるのだから、自然と見えなくなりますよね。
でもそこをあえて見せるデザイン。
代官山で見つけた袖看板では、ビル入居テナントの1コマ分がスケスケで、蛍光灯が丸見えです。
他のテナントとの差別化はバッチリですが、店舗名の見えやすさは犠牲になっています。
もう一つが下の写真で、築地にある不動産屋の看板です。
こちらの突出し看板では、広告面を縮小し、中のサークル型蛍光灯が少し見えるようにデザインされています。
壁面看板も珍しく、透明のカバーがかけられていて、ショーケースのような造りです。
いずれもあまり見かけない造りの看板です。
ponko
日本橋ではご覧の通り、4月中旬までの期間限定で、日本橋上空に架かる首都高速道路の橋脚にサインが展開されています。
広告主は三井不動産ほか日本橋保存会という組織みたいです。
広告の内容は日本橋のPRと2016年のオリンピック招致をアピールするもの。
6本中2本がオリンピック招致を、4本が日本橋の歴史の節目を西暦を用いてデザインされています。
通常、河川や高速道路への広告は設置禁止という決まりがありますが、特別に許可されているようです。
というより、首都高が橋脚を媒体にした広告事業を始めたらしく、その第一弾がコレみたいです。
中国へ旅行したときは、確か高速道路上や橋脚の広告を目にした記憶があります。
日本では危険ということからか禁止されていましたが、橋脚ならば安全ということでしょうか。
最近は広告媒体となり得るスペースはとことん使い尽くされたという感じでしたので、とうとうこのエリアにまで来たかという印象です。
そのほかに筆者にとっての大きな関心ごとは、どういう方法でサインを取り付けたのかということです。
おそらく船で行ったのでしょうが、その取り付け現場仕事を実際に見てみたかったです。
ponko
何気なく上を見上げたときに「アッ」と思わず声が出そうになったサインを紹介します。
「ア歯科」
「ア」という一文字しかない歯科です。
こんなネーミングありでしょうか。
ん?もしかして経営者は中国や韓国系の歯科医?
アート引越しセンターなどは、電話帳の頭に載るように考えられたネーミングだそうですが、それではアースやアークなど後発が出現すれば追い抜かれます。
しかし「ア」という一文字なら電話帳トップの座は譲りません。
もっとも今の時代、電話帳のトップに載ることにあまり意味はないかと思いますが。
しかし他のテナントスペースが空白なだけに、結構目立ってます。
左に飛来しているのはカラスですが「アー」とは鳴いてませんでした。
(ダジャレばかりでスイマセン)
ponko