昔からよく見るコンビニのサインといえば、建物の壁面に帯状になっている行灯サインであります。
最近はコンビニの出店場所も以前の郊外型やビル1階に限らず、企業内やビルの中など場所も形態もさまざまになりました。
どのような立地にも対応する分、サインを含むファサードデザインもお店によって特色が出てきており、たまに見慣れないサインに出くわすと、ちょっと楽しくもなります。
写真のコンビにはどちらも間口が狭いお店のサインです。
7イレブンのように、小さなロゴと企業カラーを細いラインのみで表現することも定番化したようです。
LEDの普及で小型薄型サインもバリエーションが増えてきました。
ローソンは最近茗荷谷にオープンしたお店ですが、通常の1/2スケールほどのポール看板が建っているのが特徴です。都市型店舗であえてポール看板とは、おもわず「カワイイ」と思うほど。
過去にサンクスの小型サインやファミマのおしゃれサインを紹介したことがありますが、チョット変わったコンビニサインはこれからもチェックしたいと思います。
ponko
今朝の日経新聞にこんな記事が載っていました。
「鉄より丈夫なプラスチック」
まだ大学で研究の段階ですが、実用化されれば青色発光ダイオードの発見のように、関係業界の構図が大きく変わるかもしれません。
なにせ、鉄より丈夫で軽いとくれば、用途はいろいろ。
透明だからガラスの代替えも利きます。
我がサイン業界では、屋外サインの素材の安全性について昔から問題を抱えています。
安全性といっても、危険という意味ではなく、安全性を法的になかなか認めてもらえないという話です。
その材料とは、皆さんよく目にする、看板の「表示面」に使われているもののこと。
文字や絵が表示されている面で夜間光る部分には、光を通す「プラスチック」や「幕」が使用されています。
建築基準法では一定の大きさを超える看板の表示面は「不燃材」で作らなくてはならないという定めがあり、「プラスチック」は認められていないのです。
もちろん、小さなサインなら使用OKなのですが、大きくデザインしたい時もありますよね。
そこで注目したのはこの記事。
この優れた強度のプラスチックに「不燃材」のお墨付きが国からもらえれば、サイン業界にとっても大変プラスになると思います。
早く実用化されることを期待します。
ponko
新宿駅のホーム看板です。
最近PEPSIロゴのVIがあったようで、以前のがっちりしたやつからスマートなイマドキのやつに変わりました。
昨年はこんなでした。
デザインに関しては素人なのでコメントは控えますが、新しいほうのデザインが僕的にはヒットでした。
ハイドン
銀座のサマンサタバサの袖看板をつぶさに観察してみましょう。
板面に乗せてある文字はLEDの照明タイプかと想像します。
これくらいの小さな発光文字は今の技術では問題なく作れます。
そしてブラケットの根元には通常では不要なはずのボックスがあります。
これはブラケットを壁に固定するためのアンカーボルトとベースプレートを隠す目的と、おそらくLEDのDC電源が収納されているものと想像します。
その根拠はこのボックスには通気口らしき丸い穴が付いているからです。
そこまでは一般的な観察ですが、筆者が大いに驚いたのは、このサインの外装板です。
単に平べったい板ではなく、アルミルーバーのような建材で仕上げられています。
この材料、下から何気なく見上げると、なんと断面にSAMANTHAという文字が読み取れるのです!
これが袖看板のためにわざわざ作られたものとはどうしても思えません。
断面をピンポイントで眺めなければ、この細工には気づきません。
何か別の用途で作られたものを、看板の材料に使用した可能性もあります。
それにしても、こんな点に気づくのは筆者だけでは?と思いたくなるような小さな大発見でした。
分かりやすいように、拡大と反転を加えました。
ponko
自分本位の表現であっても、見た人が何らかの影響を受けた瞬間から、それはサインと呼ばれるものになる......気がします。
そういった意味で、この彫刻も一種のサイン、と強引にブログネタにしてしまう筆者です。
ほほー。実に見事な仕事ですなー。
これはタカですか、ワシですか。
鷹と鷲の区別がつかない筆者ですが、この彫刻には一瞬心奪われました。
ponko