前々から気になっていた中野駅近くの診療所のサインです。
本物の時計をそのまま改造してサインにしたかのような精巧な造りです。
よく時計が組み込まれたサインを見かけますが、止まっていたり、でたらめな時刻を表示しているものが多いなか、この診療所の時計は正確な時間を表示していました。
実際に受診したことはありませんが、サインからは「老舗」「レトロ」「おじいちゃん先生」みたいなイメージが湧いてきます。
こうして見ますと、サインの影響って大きいと感じます。
もしオーソドックスな袖看板だと、視界に入らずに通り過ぎてしまうでしょう。
日本は、このようにお店や会社の特徴や思いがにじみ出たサインがもっと多くなれば、楽しい街並みになるはずです。
手間やコストを省いただけの、規格品の枠にただはまったサインでは殺風景な街並みしか生まれません。
社長
少し前に見つけたラーメン屋さん、
その名も「みのめんた」・・・・・・
でもぜんぜんおもろくない。
今度一度ラーメン食べてみようかな。
店長がみのさんに似てるのか、それともラーメンに秘密があるのか気になる。
明日からは正月休み、もっと面白い看板でも探すかな~。
スタミナ
ショーウインドウの中でも銀座和光のそれは、土地柄日本一注目を集めるのではないでしょうか。
銀座四丁目交差点付近は、地下鉄3線の乗り入れがあるため良く立ち寄る場所ですが、必ず見てしまうのが和光のショーウインドウです。
先日は、珍しくデジタルチックな表現を全面に出したディスプレイに、通行人の視線が自然と向かっている状況でした。
背面に巨大なLEDディスプレイ、それと4基の液晶かプラズマディスプレイ。
動きがあって派手な割には、若干メッセージ性に欠けるかな?と素人判断ですが、それはそれで視認性は大きいようです。
社長
銀座のはずれ、汐留あたりに我が国最初の鉄道の始発駅「新橋駅」があったそうです。
写真はその当時、駅付近にあった信号機を永久保存しているということです。
ご覧のとおり、すぐ際まで下水道工事の仮囲いが迫っていますが、粘り強く立っています。
関東大震災を乗り越え、東京大空襲を乗り越え、粘り強く立っています。
JR新橋駅の横にSL広場がありますが、そこではなく日本の鉄道の歴史の原点はこのあたりだったんですねぇ。
今も昔も電車や線路は様々な人や物を運び、また駅はその町のシンボルサインとなるべく、待ち合わせや乗り換えに利用されています。
感慨深いものがあります。
ハイドン
等々力駅前に出来たスーパーマーケットの複合サインです。
こういう形状のサインを当社では通称「アイスキャンディー型」と呼んでいます。
他にも「串刺し型」なんて呼んでいる人もいます。
このサインは脚部がポールになっているタイプでは珍しく、本体表示面はガラスを用いています。
本体底面のステンレス板の上に照明器具が乗せてあり、上に向かってサインを照らすようになってました。
ところで、ある一定の規模や条件を超える看板は、建築基準法等の定めで本体を「不燃材」で覆わなければなりません。
等々力のサインも一般的には近年不燃認定の取れた幕状の素材(FFシートなど)を使うところです。
もちろんガラスでもOKなんですが、高いところにガラスを使うのはチョット怖くて昔は出来ませんでした。
アクリルや塩ビ板は不燃材ではないので、申請をパスするために「網入りガラス」と図面に嘘の仕様を書いていたと聞いたことがあります。大昔の話ですが。
今は正しい施工方法や専用の金物の使用、万が一の破損に備えて飛散防止フィルムを貼ったりすれば、高所でもガラスは使えるようになりました。
社長