国際興業バスの案内所となっている建物の外壁に注目です。
「注目です。」と言わない限り通り過ぎてしまうほど存在感のない建物ですが、意外に面白いデザインです。
良く見ると単ななるシート貼りではなく、細かなモザイクタイルでちゃんと施工されています。
バス名のをみチャンネル文字として、店名(企業名)と兼ね合わせているようです。
このバスをもっとリアルに表現する為には、2階の窓際にデスクを一方向配置し、従業員に座っていただく。
すると外からは客が乗っているように見えるという作戦。
たまに歩道に向かって手を振るなどのサービスを行うと尚良いかもしれませんね。
社長
昨年10月にオープンしたコレド室町の商業エリアに行ってみました。
テナントとして1階に開店した刃物の「日本橋木屋」の軒下サインはちょっと注目です。
サイン自体はチャンネル文字と呼ばれるもがバック照明となっていて、オーソドックスな仕上げです。
が、このサインをステンレス板に取り付けている点がポイント。
通常、バック照明の場合は光を照射する壁の仕上げに気を配る必要があります。
壁材が反射し易いものだと、光源がそっくり見えてしまうからNGなのです。
ところがところが、ステンレスヘアーライン仕上げに光を照射すると面白く反射するんです。
写真のように、オレンジ色の光源にすると、まるで燃えているように見えます。
この乱反射を利用して、もっと変わったサインがデザインできるような気がしてなりません。
とりあえず、過去に筆者が発見した変わった写り込みのサインを2づばかり紹介します。
↓これは渋谷のスターバックスのサインです。
↓これは丸の内のローソン。周りの壁全体に無数の光ラインが伸びています。
社長
ガラスサインの復旧は目覚ましいものがあります。
ガラスはそう高価な素材ではないのですが、その透明感と高級感で独特のサインを作ることが可能だからなのでしょう。
高価でないと言っても、大きさと厚み次第では高くつきます。
写真のサインは目黒のあるビルの改装時に建てられたものです。
実はこちらのビルでは別のサイン工事を当社で施工させていただきました。
このガラスの自立サインはあまり見かけない3枚重ねです。
分厚い板を段違いで建てた重厚感のあるサインに仕上がっています。
ビルの角地の形状をうまく利用したデザインです。
しかし表示はガラスの後ろ側に貼りつけてあるので、交換するときはガラスを外す必要があるため大変かもしれません。
社長
ちょっと"技あり"のサインを銀座で発見しました。
2面同じサインが表示されていますが、左側から切り取ったロゴをそのまま右側に持ってきたように見せています。
ビルは角地に建っていて、写真右側の面がちょうどメイン通りに面しています。
切り取られた部分は赤くなっていて、おそらく夜間光ると思われます。
金色ベースに赤文字がしっかりと目立っています。
一方路地に面した写真右側の面は切り取ったロゴがかなりの距離で持ち出されています。
ベースと同色なので目立ちませんが、大胆に浮かせることで存在感を出しています。
鏡面ベースへの写り込みも計算に入れての持ち出し距離かもしれません。
それと、"今まさに切り取ってます"というようにロゴの一部が左右で繋がっているところが技ありです。
社長
新宿駅のサインですが、だいぶ以前からこの状態です。
カサカサにひび割れています。
いずれキレイに造り替えられるはずです。
いましばらく待ちましょう。
社長