諸外国に行くと日本との違いを色々と実感します。
その中のひとつに、「日本は自販機天国だ」ということがあるでしょう。
日本中にくまなく飲料水を提供してくれる自販機ですが、あれは単なる機械ではなく、各飲料メーカーのサイン(広告媒体)とも言えるでしょう。
しかし、ごく一部の地域に限り、広告効果を必要最低限にまで抑えた自販機を見かけます。
例えば景観保全地域や特別な施設に置かれている自販機。
もっと具体的に挙げれば、蔵造りの町並みが印象的な川越など、町並みに馴染んだ自販機のデザインであったり、ディズニーランド内の自販機も普通のものとは違う外見です。
ところで、本日お目にかかった自販機は、前述したほど特別な場所ではないにも関わらず、特別仕様です。
タイル貼りのマンションに見事同化しています。
逆に「BOSS」のロゴマークがタイル地にしっかり馴染んでいるみたい。(狙いか?)
このような個別の希望も自販機メーカーさんはやすやすと聞いてくれるのでしょうか。
当社に置いてある自販機もシステック仕様にしてもらいたいところですが、残念ながら屋内にあるから意味ありませんね。
川越の自販機ですが、ご当地自販機は結構多いですね。
TDL内には自販機には見えないものがいくつかあります。
常磐自動車道の守谷SAにはこーんな自販機も(かなり昔撮影したものでして、現存しているかどうか。。)
社長
渋谷の街をぶーらぶらと歩きながらサインを観察をしてきました。
「屋上広告もめっきり減ったもんだなぁ」と鉄骨むき出しになった姿をシミジミ眺めていると、何やら壁に落書きがあるのを発見。
ベージュの壁に黄色い握りこぶしの落書きです。
しかしキワドイ場所に書くもんですねー。
足場の上で書いたのか、片手で鉄骨に掴まりながら書いたのか。
いずれにしても当然安全帯やメットなんて装備していないでしょう。
建築現場なら即退場、出きり禁止ですね。
まあ、勇気ある行為だとは思いましたが、よくある落書きだということでスルーしました。
ところが、駅コンコースを歩いていると、同じ絵柄の落書きが目に飛び込んできました。
今度は首都高3号線の側面です。
この場所も人が簡単に近寄れないデンジャラスポイント。
絵柄同様とてもガッツがあります。
こんな落書きに一生懸命カメラを向ける筆者。
妙な視線を背中に感じます。
そして更に進むとぬわんとーーー。
もうどうにも目に飛び込まずにはいられません。
ここにも!
そこにも!
あーんなとこにも!
だんだん密度が濃くなってきます。
そして極めつけは。。。
ドドーン!ビルの壁いっぱい!!
気持ち悪い。
まるで芋虫みたい。
しかし一体これは何のメッセージなのでありましょうか?
あまりキワドキ場所に書かれると、消すのが大変なのでやめてくださーい。
と、ビルオーナーに成り代わって申し上げておきます。
っていうかどんな場所でも落書きはいけませーん!
社長
昭和の後期、路上にタバコの吸い殻が落ちているのが当たり前の光景でした。
朝の通勤時間ともなると、最寄駅に向かう道は煙く、吸い殻のポイ捨ても一層多かった記憶があります。
時代は一変し、いまや路上で吸い殻を見つけるのも難しいほどになりました。
かつてビル屋上や壁面を賑わせていたタバコの広告もなくなり、テレビCMもありません。
最近のタバコ屋もイメージ戦略かどうか、おしゃれな店舗にすっかり変わっています。
一度タバコ屋のサインも拾い集めてみようかと思っております。
タバコ産業のことはよくわかりませんが、店のサインを見ていると、今までかけていた広告費を別の形に置き換えている気もしてきます。
具体的に言いますと、この新橋の写真にある喫煙所ということになります。
広い交差点の一角に快適な喫煙スペース。
ちょっとしたカフェにも見えます。
どう考えてもタバコの売上でこの一等地の家賃が賄えるわけではないはずです。
ここは喫煙者にとってのカフェであるとともに、広告塔でもあるようです。
社長
ブティックの入口上部に"U"の一文字がネオンで表現されています。
こちらのお店の頭文字をとったように思われますが、実にシンプル。
そこに偶然かのように蔦が絡まっています。
シンプルすぎるサインでも、この蔦の効果でサインが引き立っている印象です。
これはきっと意図的な狙いだと思うのですが、皆さんはいかが想像しますか?
社長
看板犬や看板娘とはよく言いますが、ソフトバンクモバイルの連ドラのようなテレビCMでは、白戸家のお父さん犬はもうすっかり有名人(犬)ですよね。
そんなお父さんですが、文字通りの看板犬として実際の看板に登場するのは結構最近みたいです。
大きなビルボードサインに単独でドンと載る広告を最近よく見かけます。
渋谷駅では某ライバル会社の広告の真横で、何かイミシンな広告を展開しているのも、巷では噂になっています。(渋谷の写真は撮っていないので気になる方はネット検索してみてください)
さて、このたび銀座にオープンしたソフトバンクモバイルの新店舗には、ドドーンとお父さんの写真が登場!
この壁面広告は時期で貼り変わるものだと思います。
1階と2階の軒の部分の銀パネルはソフトバンクのロゴマーク(=)を表していて、わざわざ何も無かったところに新たに設置された看板です。
そして通常は袖看板や突出看板と呼ばれるアイテムとして、実物大お父さん犬の人形が鎮座する看板が取り付けられていました。
この看板、よく見ると台座の下にスピーカーが付いているようで、期待通り何か吠えてくれるんでしょう。
店内には白戸家にまつわる展示などがあり、記念撮影が出来ます。
さすがアップル製品を扱っているだけあり、だいぶ意識した、洗練された商品展示方法でした。
ライバル会社Aより一歩先をまだ行っているように感じましたが、後発として今後どんな手で攻めるのでしょうか。期待したいと思います。
社長