- DATE : 2012.09.24
- CATEGORY : 看板ウォッチング
貸し広告媒体
景気が落ち込んでいるせいでビル屋上広告塔も空き媒体が依然として目立っております。
電車のホームから良く見えるこの物件も残念ながら広告主募集中のようです。
通常は「広告募集中」とか「貸広告」という表示が出されますが、「貸ネオン」という表示は初めて見ました。
ネオンは光る看板の代名詞としてよく使われていましたが、今でもまだ一般に通用するようです。
景気が落ち込んでいるせいでビル屋上広告塔も空き媒体が依然として目立っております。
電車のホームから良く見えるこの物件も残念ながら広告主募集中のようです。
通常は「広告募集中」とか「貸広告」という表示が出されますが、「貸ネオン」という表示は初めて見ました。
ネオンは光る看板の代名詞としてよく使われていましたが、今でもまだ一般に通用するようです。
街で出会った素敵なサインに着目することをモットーにお届けしている当ブログ。
(たま~に自社の作品も紹介させていただいてますが)
ですが、その崇高な目的に反して今回限りは街で見かけたダメなサイン、と言いますか「危険な看板」を取り上げます。
下の写真は筆者がとある街のとある不動産屋の前を通りかかった時に身の危険を感じた看板です。
ご覧の通り看板の底板が抜け落ち、木骨のようですが大分痛んでいることが分かります。
重量は軽そうですが、怖いのはむしろ受ける風圧。
振れ止めの棒も全く意味をなしていません。
建物との取り合いも何とも心細い構造の上、大したボルトで縫っているとも思えません。
しかもなんかクギのような物体が飛び出しているのが見えます。
このような看板が私たちの頭上にあったのでは、おちおち街も歩けません。
本当は発見した時点で所轄の役所へ通報すべきところ、すっかり忘れておりました。
これでは看板業者としての名がすたるというもの。
「これは6月時点の写真ですが、まだ存在するようなら取り締まって下さい。」と某役所にお手紙を書くことにします。
当社納入事例で、神宮球場のゲート内に写真のような宙吊りドーナツ型サインがあります。
外野のゲート計5か所に設置されており、LED光源で文字部分が光ります。
外野スタンドの下にあるため、吊元のアンカー施工に大変苦労します。
また、四方から目に留まるように高さや位置の確認をするため各箇所にて現物サイズのモックアップ検証を行いました。
そんな思い入れのあるサインでしたが、似たようなサインを武蔵溝ノ口の駅構内で発見しました。
当社納入事例よりはるかにデカいです・・・。
自信を持っていたのですが、コテンパンにやられました。
ビックカメラとユニクロが合体して「ビックロ」。。。
この発表には驚きました。
まるで駄洒落。ギャグみたいなとり合わせですね。
今話題の新宿店は元々は三越だった建物です。
当社も三越開店以来サイン工事では長年大変お世話になってきました。
ついこの間までは「アルコット」という名の専門店ビルでしたが、とうとう当社とも縁が切れてしまいました。
非常に残念です。
生まれ変わった店舗は以前の面影を全く残さずにシンプルなホワイトパネルで覆われました。
そこに真っ赤なサイン。目立ちます。
「ビック??」
ちょっとおかしいとは密かに思っていましたが、まさかこの右側に「ロ」の字が追加されることになろうとは、このとき(お盆の頃)は全く想像だにしておりませんでした。
業界ではトップクラス同士のコラボ。
しかもかなり異業種。
この発想、今の時代の象徴なんでしょうか。
常識にとらわれない発想と実行力は生き残る為の条件であると、肝にグサっと刺さる出来事でした。
外灯やベンチなど街の公共物に広告が表示されるのは珍しい光景ではありません。
ゴミ箱はどうでしょう。
広告付きのものも中にはあると思います。
昨年訪れたスペインのフィゲラスという街、ここは芸術家ダリの住んでいた街で有名ですが、そこで見たゴミ箱を紹介します。
"広告付き"というよりはむしろ逆で、"ゴミ箱付き広告"といえるほど上の方に投入口があります。
投入口を見るとかなり細かく分別しているようで、いわゆるリサイクルボックスとなっています。
この投入口は回収する物の形状になっているので、スペイン語が分からない筆者でもおよそ判断できます。
しかし電球とか電池などは一般的ですが、CDや携帯電話まで分別回収するとは。
単に分別の為なのか資源になるからなのかは分かりませんが、日本とは一寸違った感がありますね。