東京の大手町を歩いていたら変わった風合いのサインを発見しました。
「エコミュージアム」なるこのサインは大手町フィナンシャルシティの敷地内に立っているもので、その一角にエコに関するオブジェや装置が展示してあります。
詳しくはこちらに紹介してあります。
このサイン、都会の無機質な印象とは別に、表面にタイルをあしらっている点が柔らかい雰囲気を出しています。
説明書きによると、タイルは有田焼で蓄光や紫外線で光る効果があるそうです。
夜間はどんな感じに見えるのか、とても興味をそそります。
社長
下北沢にはごくたま~に行くのですが、独特な雰囲気をいつも感じさせます。
若者が多く、ファッション系のお店やカフェもがひしめき、独特な手作り感のある店構えやサインを見て歩くだけでも楽しいものです。
たくさん撮った写真のなかで、今回はオリジナルロゴに注目してみました。
まずは雑貨店のロゴ。
一見、何と読めばいいのか考えてしまいますが、よーく見ると分かります。
Mの部分がPとかqに見えてしまいます。
ユニークなロゴです。
次は漢字。
スタンドサインですが、写真はあえて寝かせました。
ひょろっとしたロゴですが、親切にふりがなが付いてます。
最後はカフェの突出しサイン。
記号みたいで少々読みづらい。
iのところに小さくLAと書かれているのが気になりました。
他にもいろいろあったのですが、また次回。
社長
100年以上の老舗文具店である伊東屋がビルの建て替え工事に入りました。
シンボルサインである巨大な"レッドクリップ"は中央通りから一歩奥へ入った仮店舗でも健在です。
新ビルの竣工は2015年の夏だそうですが、どのような装いになるのか今から楽しみです。
さて、立替え中の本店の裏側に、万年筆や高級文具を中心に品ぞろえしている伊東屋がありますが、
こちらのサインにはクリップではなく万年筆が使われています。
万年筆は立体ではなく、板状の看板となっています。
個人的にはクリップのように本物っぽく作っていただきたかったのですが、デザイン上の狙いでしょうか。
見方によってはレトロ感が出ています。
はたまた2年後には新築ビルのほうへ引っ越ししてしまうとかで仮設??
ってことはないか。
社長
トイレなどの施設やサービスを図記号で表示する、いわゆる"ピクトサイン"の多くはJIS化されていて、それを使用したほうが広く一般に認知されやすいといいます。
しかし実際にモノをデザインする段階では、機能性を重視したい反面、デザイナーの遊び心が入り込む時がままあります。
写真のサインは秩父鉄道長瀞駅の前にある公衆トイレのもので、最近撮ったものです。
確か数年前に訪れた時は、木製の侍のシルエットのピクトサインだけが付いていて、なかなか味があって面白いなと思った記憶があります。
赤や青で大きく表示されたサインは最近追加されたものと思われます。
長瀞は石畳やライン下りが有名ですが昔の話し。
一時さびれた観光地というイメージがありましたが、いまは少し復活したのでしょうか、サインに中国語や韓国語が表記されています。
それにしても、だからといってこのサインの付け足しはチョット残念。
折角のオリジナリティーが標準規格によって埋もれてしまいました。
まあ、元々の小さなサインだけではかなりの混乱があったんでしょうが。
しかし日本人は短絡的と言うか、問題が起きるとすぐにこういう形で処理してしまう国民ですね。
最初にデザインした人だったら、もっと違った形で解決してくれてたでしょうに。
社長
前回に引き続き青山周辺の小さな置き式サインを紹介します。
まずは木製の折畳み式サイン。
通称A型サインと呼ぶのでしょうか。横から見た形がA。
文字はカラフルなペイントで親しみを感じます。
次は同じA型サインでも、これ以上シンプルなものは無いといったデザイン。
小さくても可愛らしくて目立ちます。
更にこちらは折りたためないA型サインです。
異形鉄筋を上手く利用して、植木が置けるようになっています。
吊下げ風に見えるサイン表示部分は照明入りで意外と凝ったサインです。
最後はA型サインではありませんが、木箱を重ねたようなデザインで素朴感があります。
木製サインはそんなにカッチリ作らなくてもカッコいいし、逆に粗く作ったり古びたほうが味が出てイイ感じです。
住宅地に紛れて点在するようなお店は建物の壁面をサインで着飾るよりも、むしろこれらのような個性的で小さなサインが何気なく店先にポツンと置いてあるほうが、ある意味強く主張しているような感じを筆者は受けますが、皆さんはいかがでしょう。
社長