- DATE : 2015.12.22
- CATEGORY : 看板ウォッチング
曲がってる?
この看板、曲がって見えるでしょうか?
実は本当に曲がっています。
人工物は直角、まっすぐというイメージが脳に刷り込まれているせいで、思わず二度見してしまう看板です。
広告主は完全に狙っていますね。
しかしこういうデザイン案は採用するのはかなり勇気がいる気がします。
この看板、曲がって見えるでしょうか?
実は本当に曲がっています。
人工物は直角、まっすぐというイメージが脳に刷り込まれているせいで、思わず二度見してしまう看板です。
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しかしこういうデザイン案は採用するのはかなり勇気がいる気がします。
以前紹介した三井住友のビルの続編です。
石を大胆に切削したベースにステンレス製の文字が埋め込まれている看板ですが、文字がミルフィーユのように幾重にも重ねられています。
必要以上な分厚さになっていると思いきや、石のゴツさから比べたらバランスがいいように見えます。
最近分かったのですが、このビルの向かい側に新築の東館が建てられてて、その看板も同じようにミルフィーユだったのです!
ベースは石ではありませんでしたが、東館の看板はベースもミルフィーユ、文字もミルフィーユ。
「重厚感がある」という表現を否定させないものを感じます。
「日本一の木彫りの里」といわれる富山県南砺市井波へ行ってきました。
ここはそのいわれの通り、木彫りを生業としている職人や商店が多く、瑞泉寺の参道を歩くと「これでもか、これでもか」というほど木彫看板に出会うことができます。
参道入口付近には街のシンボル的な看板が立っているのですが、日本一の凝りようではないでしょうか。
柱型の看板は一面ごとに違う職人さんが分担して彫ったそうです。
木彫専業店はこのように腕を振るった作品が看板として掲げられています。
豪華な看板!
酒屋さんの看板もご覧の通り。
この業種の看板は木彫りは珍しくないほうですが。
何と普通の会社でも木彫看板。
この場所で木を使わないと完全にアウェーですね。
バス停の看板も木彫りです。
みんなで使うものはやっぱり木彫りで統一。
勿論、公衆電話ボックスも。
町内会用の掲示板にも立派な彫刻が施されています。
柱に巻きついている立派な竜。
もうなんか意味も無く彫刻技を見せびらかしたい気で溢れています。
橋の欄干なぞも木彫です。
本来鉄でできているものも木で。
個人宅の表札もこのように一際大きい木彫です。
干支をデザインに盛り込むのが通例のようです。
まだまだ沢山ありましたが、今回はおの辺までといたします。
看板屋としてはかなりテンションの上がる街でありました。
機会があれば是非足を運んでみてください。
会合で利用した池袋のレストランで面白いサインを見つけました。
一見、非常口誘導サインかと思いきや、力士が表へ駆け出している絵柄でした。
店の雰囲気としてはいたって普通。
やや敷居が高い感じがするこのお店に何故このようなサインが一点のみあるのかが不思議です。
間もなくやって来た料理とお酒に気をとられ、つい店主にたずねるのを忘れてしまいました。
数年前にこのブログで紹介したサインの話を蒸し返します。
当時たまたま銀座を歩いていてサマンサタバサの小振りな袖看板を見たとき、変わった外装材を使っているなと感じました。
一見すると、アルミルーバーのような感じです。
近寄って見てみると、通常は枠などで隠されている外装材の断面がむき出しになっていて、更に目を凝らして見ると、断面にSAMANTHAのアルファベットが読み取れるのには驚きました。
つまりこれはオリジナルのアルミ成型材であったわけです。
カットして断面を見せるようにしたら色々な使い道がありそうですが、なぜそれを袖看板に使ったのかは疑問でした。
それからしばらく経って、こんどは新宿のエイトミリオンでも同じ素材を目にしました。
こちらも外部の建材としてなので、断面はよく観察しないと分かりません。
そして最近になり、立川のショップでガラス越しの装飾に使われているのを見ました。
20~30㎜の厚みでカットして積み重ね、店内が素通しできる壁を作っています。
本来はこのように断面を見せる素材なのでしょうが、なぜ袖看板や壁面看板のベースとして使われていたのか。。。
たまたま材料が大量に余っていたからなのでしょうか。。。