渋谷ロフトのサインがいつの間にかリニューアルされていました。
以前のものもだいぶインパクトのあるデザインでしたが、今回のものはからくりサインとなっています。
大小いくつもの歯車が一定時間回転するというもので、静止した時にLOFTというロゴがはっきり現れるというものです。
動きがなかなか面白く、つい暫く見入ってしまいました。
人間やはり動くものと光るものには目が行ってしまう習性があるようでして。
デジタル技術が普及したお陰で可変性のある店頭サインが可能となりましたが、まだ意外と少ない気がします。
私はこのLOFTのようにアナログ的な動くサインのほうが好きです。
社長
新宿東口の新名所?となる"ビックロ"ですが、今月27日のオープンを控えて大々的に広告中です。
新宿駅構内では壁面ポスターも場所が無いとみてか、床面を完全にジャックしておりました。
最近期間限定で床に告知するケースはよく見かけますが、こんなにも広範囲な手法は初めてです。
写真にはほんの一部分しか写っていませんが、新宿駅構内の地下通路全域に渡ってこのサインが貼り付けられています。
ここまでやれば視覚効果は抜群。シートの耐久性だけ気を付ければOKで、広告費も安いのではないでしょうか。
まったくもって色々とやってくれますね。
社長
景気が落ち込んでいるせいでビル屋上広告塔も空き媒体が依然として目立っております。
電車のホームから良く見えるこの物件も残念ながら広告主募集中のようです。
通常は「広告募集中」とか「貸広告」という表示が出されますが、「貸ネオン」という表示は初めて見ました。
ネオンは光る看板の代名詞としてよく使われていましたが、今でもまだ一般に通用するようです。
社長
- DATE : 2012.09.20
- CATEGORY : 社長のコラム
当社の創業は昭和30年。
東京タワーの竣工が昭和33年ですからだいたい同じ時代です。
そのころの東京の看板風景はどんな感じだったのでしょうか。
まだ手描きのトタン看板が多かった時代でしょうか。
いや、銀座の森永地球儀ネオン広告が昭和28年から立っていたのを考えると、案外近代化していたのかもしれません。
どうして古い話をするかと言いますと、会社の倉庫を漁っていたら古いアルバムを発見したからなのです。
それは「当社のネオン作品集Ⅲ」と書かれたアルバムで、昔の東京の街の様子が分かる代物です。
上の写真は台東区浅草の松屋。
近年のリニューアルで化粧パネルが取り払われ、昔の外壁があらわになりましたが、当時の姿がこの写真です。
少し前にこのブログで紹介しました。(詳しくはこちら)
まさか当社の作品集に載っているとは、驚きです。
今いる社員で知る者は一人もいませんでした。
まあでもこの写真のなかのどのサイン工事を行ったかまでは分かりませんが。(もしかしてほんの一部分だけかも)
そして下の写真は当社の作品ではなく、ただ街並みを撮影したものですが、古いアルバムにあった写真です。
ここで突然問題です!
ここはいったい何処でしょうか?(結構有名な場所です)
ヒントは新宿です。
社長
街で出会った素敵なサインに着目することをモットーにお届けしている当ブログ。
(たま~に自社の作品も紹介させていただいてますが)
ですが、その崇高な目的に反して今回限りは街で見かけたダメなサイン、と言いますか「危険な看板」を取り上げます。
下の写真は筆者がとある街のとある不動産屋の前を通りかかった時に身の危険を感じた看板です。
ご覧の通り看板の底板が抜け落ち、木骨のようですが大分痛んでいることが分かります。
重量は軽そうですが、怖いのはむしろ受ける風圧。
振れ止めの棒も全く意味をなしていません。
建物との取り合いも何とも心細い構造の上、大したボルトで縫っているとも思えません。
しかもなんかクギのような物体が飛び出しているのが見えます。
このような看板が私たちの頭上にあったのでは、おちおち街も歩けません。
本当は発見した時点で所轄の役所へ通報すべきところ、すっかり忘れておりました。
これでは看板業者としての名がすたるというもの。
「これは6月時点の写真ですが、まだ存在するようなら取り締まって下さい。」と某役所にお手紙を書くことにします。
社長