- DATE : 2015.03.04
- CATEGORY : 社長のコラム
札幌市で、落下してきた看板の一部が女性に直撃するという傷ましい事故が先月報じられました。
看板業界に身を置く者としては、工事現場では危険と隣り合わせ。
常に安全第一を意識していながらも、今回の事故で、我々が扱う製品は人命に関わる危険を秘めたものであるということを改めて認識させられました。
とは言え私たちもプロですから、勿論職人が身を守る策はとると同時に、落ちるような看板は作りません。
今回の事故原因はまだはっきりしていませんが、付けてから約30年間、間近で状態を見ることがなかったと聞きます。
それでは定期点検をすればいい、と単純には事は運ばず、まずもって高い所を点検するには多くの費用がかかります。
勿論、人命はお金に代えられないので、所有者にとって定期点検は必須だと思います。
では我々業者に出来ることとは何か。
永久に落ちない看板を作ること。。。
それは無理としても、せめて取り付く建物と同じくらいの寿命があれば、まめに点検する必要もないはずです。
そんなことを考えながら街で頭上を眺めていたら、ムムムム! の看板発見。
壁面文字看板の下の部分がちょっと分離して、内部のLEDがチラ見の状態。
プロ目線では今すぐどうこうの状態ではありませんが、こういう変形も有り得るんだなあと。
お店の人に耳打ちしておかねば。
社長
- DATE : 2014.10.28
- CATEGORY : 社長のコラム
先日、お客様の安全研修会に参加する機会があり、そこで光栄にも安全表彰を受けました。
同時に数社が受賞しましたが、今回は代表して当社担当社員が「我が社の安全活動」というテーマで10分間スピーチをさせていただきました。
(そのときの写真ですが、なかなかキマッテます。)
お客様には遠く及ばない規模ですが、幸い当社も同じような安全協力会を組織しており、年に数回の研修会や親睦会を通して安全作業の重要性を互いに認識し合っています。
その辺の話を交えながら実際の工事中の手順や安全対策を簡潔に発表しましたが、果たして参加者の皆さんのお役に立てたでしょうか。
さて、会社を経営する立場として、財務は重要ですが、この業界では"安全"も同じくらいに重要。
いや、安全のほうがむしろ上かも知れません。
ここをおろそかにしますと自社だけに留まらず、お客様や広告主様にも大変迷惑が掛かります。
「天災は忘れたころにやってくる」とよく言ったものですが、事故もしかり。
一番重要なことだけれども、ともすれば日常業務で埋もれがちな"安全意識"というものを浮上させるきっかけは多いに越したことはありません。
ですから社員の前でもこの話題は常に出し続けていきます。
さて、次のきっかけは当社の"労災防止協議会"の忘年会です!
社長
- DATE : 2014.10.09
- CATEGORY : 社長のコラム
8月、京都市内で看板業界にとって慌しい動きがあったようです。
それは、2007年に改正された景観条例が元になっているのですが、看板是正の執行猶予が8月末で終了したためです。
いくら条例改正といえども、費用の問題や商売の都合でそう簡単には看板を撤去是正はできません。
しかし今回京都市はかなり厳しい態度で違法看板の取り締まりに臨んだようです。
景観条例を元に看板を規制することは、京都市に限らず各自治体で独自ルールも取り入れて行われています。
大概は区域を分け、大きさを押さえたり、屋上広告を禁止にしたり、色のトーンを下げたりといった規制ですが、
これで果たして本当に魅力ある景観となるのだろうかと、いつも疑問を抱きながら規制と向き合っていました。
規制ばかり先行させ、果たして地域の明快なビジョンがあるのか?
またそのビジョンのために改善が徹底されているだろうか?
京都の事例は利害関係者の間では賛否両論あろうかと思いますが、私は概ね支持します。
京都の歴史的観光資源の価値を高めるためにも。
それによって街が活性化すれば、将来的には事業主や看板業者にも利益が生まれるはずです。
今回は規制の厳格化と平行して優良看板の表彰や事業所の認定も始まっています。
他の地域でも行政が同じような取り組みをしていますが、京都のはレベルが高いです。
→京都かんばんねっと
ただ、懸念されるのはこの状態を維持できるかどうかです。
将来、市長が代わった途端にフェードアウトしないことを祈ります。
社長
- DATE : 2014.09.01
- CATEGORY : 社長のコラム
今日はとっても面白い出会いがあったのでご紹介します。
いま工事中の群馬県の現場の近くに前々から気になるスポットがありました。
そこは外国風の住宅が5、6棟建っていて、何か一つの小さな集落という印象でした。
以前このブログにも紹介した所沢のジョンソンタウンのように、同じ生活観の住人が集まっているのかな?と想像。
中に一棟カフェっぽい建物があり、興味はあったのですが今日はスルーしました。
ところが途中まで車を走らせるも、何か急に気になって仕方なくなりました。
「行くなら今でしょう」という不思議な心の声に従ってUターン。
戻って改めて確認すると、そこは"Breath House"という店(?)
駐車場にごっついハマーが停まっていたので、客層もかなり濃い(?)
作業着で入れる店だろうか?と恐る恐る除いてみると...、
アレ?ちょっと雰囲気違う。
「コーヒーとか飲めますか?」って一応店員さんに聞くと、
「ここは住宅展示場です」と従業員さん。
あらら、残念。。。
ところがです。
「コーヒー飲んでいきな」と料理の仕込み中のマスターらしきおじさんの声。
「それでは遠慮なく」と一杯ご馳走に。
写真でもお分かりのように、どう見てもレストラン。
しかも仕込み中だし、テーブル席に皿用意されてるし。
よくよく聞くと、打ち合わせに来るお客さんに出す料理とのこと。
しかも従業員さんも食べてるらしい。
そしてなんと仕込みをしているマスターはこの会社の社長さんでした!
実は自分は看板屋だということや、
近くに今度オープンするトイプラネットの工事に来ているということや、
マスター社長さんの仕事や人脈のこととか、
販売している住宅のこととか、
いろいろとお話する機会が持てました。
最後に「写真撮っていいですか?」と聞いたら、素敵なカタログを一冊いただきました。
家に帰ってBreath Houseさんのブログを拝見しましたが、とっても素敵な会社です。
社長の手料理を毎日いただけるスタッフさんは羨ましい。
今日は心の声に従って良き出会いがありました、というエピソードでした。
(長文失礼しました)
アイアンワークのサインにもこだわりが...
社長
- DATE : 2014.08.29
- CATEGORY : 社長のコラム
先日、練馬区の現場付近で見かけたポストなんですが、どーも違和感があると思いきや、足がなく、地面にそのまま置いてあるかのごとく固定されていることに気がつきました。
なんで足ないんだろう...。
ちょっと考えてみましたが、納得できる答えは出てきませんでした。
その後気になって、ネットで調べることにしたんですが、「郵便ポスト 足がない」と検索かけても有力情報は得られず。
足のないポストはあるにはあるんですが、コンクリートの台座に乗っているもので、練馬タイプとは違いました。
でも他とは違う姿である理由が何かあるはずです。
どーでもいいような謎なんですが、頭の片隅から消えません。
郵便ポストネタついでにもう一つ。
霞ヶ関で見たポストらしくないポスト。
地球のようなものがガッチリ食い込んでいる彫刻作品的なポストは日本郵政㈱の前にあるものです。
全国津々浦々、ユニークなご当地ポストがあるなかで、これはキングかもしれません。
社長