- DATE : 2015.03.04
- CATEGORY : 社長のコラム
高所の看板を見上げて考えたこと
札幌市で、落下してきた看板の一部が女性に直撃するという傷ましい事故が先月報じられました。
看板業界に身を置く者としては、工事現場では危険と隣り合わせ。
常に安全第一を意識していながらも、今回の事故で、我々が扱う製品は人命に関わる危険を秘めたものであるということを改めて認識させられました。
とは言え私たちもプロですから、勿論職人が身を守る策はとると同時に、落ちるような看板は作りません。
今回の事故原因はまだはっきりしていませんが、付けてから約30年間、間近で状態を見ることがなかったと聞きます。
それでは定期点検をすればいい、と単純には事は運ばず、まずもって高い所を点検するには多くの費用がかかります。
勿論、人命はお金に代えられないので、所有者にとって定期点検は必須だと思います。
では我々業者に出来ることとは何か。
永久に落ちない看板を作ること。。。
それは無理としても、せめて取り付く建物と同じくらいの寿命があれば、まめに点検する必要もないはずです。
そんなことを考えながら街で頭上を眺めていたら、ムムムム! の看板発見。
壁面文字看板の下の部分がちょっと分離して、内部のLEDがチラ見の状態。
プロ目線では今すぐどうこうの状態ではありませんが、こういう変形も有り得るんだなあと。
お店の人に耳打ちしておかねば。