以前紹介した三井住友のビルの続編です。
石を大胆に切削したベースにステンレス製の文字が埋め込まれている看板ですが、文字がミルフィーユのように幾重にも重ねられています。
必要以上な分厚さになっていると思いきや、石のゴツさから比べたらバランスがいいように見えます。
最近分かったのですが、このビルの向かい側に新築の東館が建てられてて、その看板も同じようにミルフィーユだったのです!
ベースは石ではありませんでしたが、東館の看板はベースもミルフィーユ、文字もミルフィーユ。
「重厚感がある」という表現を否定させないものを感じます。
社長
「日本一の木彫りの里」といわれる富山県南砺市井波へ行ってきました。
ここはそのいわれの通り、木彫りを生業としている職人や商店が多く、瑞泉寺の参道を歩くと「これでもか、これでもか」というほど木彫看板に出会うことができます。
参道入口付近には街のシンボル的な看板が立っているのですが、日本一の凝りようではないでしょうか。
柱型の看板は一面ごとに違う職人さんが分担して彫ったそうです。
木彫専業店はこのように腕を振るった作品が看板として掲げられています。
豪華な看板!
酒屋さんの看板もご覧の通り。
この業種の看板は木彫りは珍しくないほうですが。
何と普通の会社でも木彫看板。
この場所で木を使わないと完全にアウェーですね。
バス停の看板も木彫りです。
みんなで使うものはやっぱり木彫りで統一。
勿論、公衆電話ボックスも。
町内会用の掲示板にも立派な彫刻が施されています。
柱に巻きついている立派な竜。
もうなんか意味も無く彫刻技を見せびらかしたい気で溢れています。
橋の欄干なぞも木彫です。
本来鉄でできているものも木で。
個人宅の表札もこのように一際大きい木彫です。
干支をデザインに盛り込むのが通例のようです。
まだまだ沢山ありましたが、今回はおの辺までといたします。
看板屋としてはかなりテンションの上がる街でありました。
機会があれば是非足を運んでみてください。
社長