- DATE : 2015.04.16
- CATEGORY : 社長のコラム
子供の頃は映画を見ることが好きで、よく近所の映画館へ足を運んだものです。
今でも好きではあるのですが、映画館で見る機会がかなり減りました。
昔の映画館は音響も悪く、好きな席が選べないどころか、混んでて立ち見なんてこともありました。
映画自体も特撮などはバレバレで、しかしその技術には驚嘆したものです。
これがかえっていい思い出になって自分の記憶に残っています。
今の映画館は素晴らしく快適で、映画も特撮と現実の境目が分からないほどリアルです。
それがかえって自分には違和感があるというか、映画が印象に残りにくいものと化している気がします。
そんな昔の懐かしい感覚を老舗映画館がもしかしたら蘇らせてくれるのかもしれません。
しかしその老舗映画館が銭湯と同様に次々と姿を消しつつあるようです。
そんななか、老舗の横浜シネマリンの経営が危うくなり廃業になりかけましたが、
新たな女性オーナーの登場によって復活したというニュースを見ました。
たまにはショッピングセンター内のシネコンではなく、老舗映画館も利用してみたいものです。
社長
少し歴史を感じさせますが、何の変哲もなさそうに見えるコーヒー店の看板に思わず足が止まりました。
文字と文字の間を渡っているのはネオン配線です。
このように外側に意匠とは関係のないものが露出している状態はキレイとは言えませんが、ネオンの特徴だからしかたありません。
ネオンは夜間光った時の美しさが勝るので、昼間の状態はさておくというのが昔の常識。
さて、ネオン文字でオーソドックスな仕様といえば、板金で作った文字にネオン管を仕込み、正面をがら空きにする見せ方と塩ビ板を被せる見せ方とがあります。
写真の看板は板金ではなく、塩ビ板で文字本体も作っているように見えました。
断言は出来ませんが、質感がなんとなく鉄じゃない感じがしたのです。
だとすれば結構珍しい看板ではないでしょうか。
ネオンは高圧電流ですから、いくらがい菅で被服していても、製作上も保守上も面倒では?と。
少なくとも現代ではこういう造りはないですね。
この真相を確かめるために、近く夜間点灯状況を見に行かねばなりません。
社長
東京駅近く、京橋のビル街にオンキョーのショールームがありますが、先日通ったら外観が変わっていました。
どうやらギブソンのショールームになったらしく、大きなギターの造形物が看板として1階上部の壁面に取り付けられていました。
ギターのことは全く無知なので、ショールームの説明は省きますが、この造作ギターが結構精巧な造りだったので見入ってしまいました。
張りぼて感は全く感じられず、しっかりした造りです。さすがギブソンブランド!(知りませんが)
よーーーく見ると、弦は全ねじボルトで表現しているようで、ありきたりの材料なのに本物っぽく見えるところに面白さを感じました。
余談ですが、このビルの向かいにある国際確認検査センター様には看板の工作物確認申請でいつも大変お世話になっています。
社長