昭和の後期、路上にタバコの吸い殻が落ちているのが当たり前の光景でした。
朝の通勤時間ともなると、最寄駅に向かう道は煙く、吸い殻のポイ捨ても一層多かった記憶があります。
時代は一変し、いまや路上で吸い殻を見つけるのも難しいほどになりました。
かつてビル屋上や壁面を賑わせていたタバコの広告もなくなり、テレビCMもありません。
最近のタバコ屋もイメージ戦略かどうか、おしゃれな店舗にすっかり変わっています。
一度タバコ屋のサインも拾い集めてみようかと思っております。
タバコ産業のことはよくわかりませんが、店のサインを見ていると、今までかけていた広告費を別の形に置き換えている気もしてきます。
具体的に言いますと、この新橋の写真にある喫煙所ということになります。
広い交差点の一角に快適な喫煙スペース。
ちょっとしたカフェにも見えます。
どう考えてもタバコの売上でこの一等地の家賃が賄えるわけではないはずです。
ここは喫煙者にとってのカフェであるとともに、広告塔でもあるようです。
社長
- DATE : 2012.04.16
- CATEGORY : 社長のコラム
山梨県にある笛吹川フルーツ公園を訪れた際に発見した郵便ポストです。
山梨県といえば、ぶどうや桃をはじめ、多くの果物畑が広がり、「フルーツの王国」とまで言われているようです。
そんな王国の郵便ポストのひとつは特別仕様。
ここからは富士山の眺望も素晴らしいということで、桃と富士山をかけ合わせたような、ベタなデザインです。
ところでこのような"ご当地ポスト"は全国にいったいどのくらい存在するのだろう?と疑問に思い、画像検索を試みてみました。
検索では色々なポストの写真が出てきましたが、そのほとんどが従来の赤く四角いポストの上に、その土地を象徴するオブジェがしつらえてあるというもの。
本体がポストの原型を留めていないような代物は少なく、幸い今回紹介する写真は検索上位には登場しませんでした。
一度ご当地ポストをネット上で画像収集してみたくもなりましが、誰かが既に行っているかもしれませんね。
社長
- DATE : 2012.04.06
- CATEGORY : 会社のイベント
先月の出来事ですが、3月27日から三日間、都立工芸高校のデザイン課の生徒さん2名をインターンシップ制度で受け入れました。
今年で2回目となります。
インターンシップの目的自体は社会人になる前の準備としての、実際の会社での就労体験です。
中には就職先が決まっていて、会社と内定者がギャップを埋めるために行う場合もありますが、当社の場合は前者。
実際受け入れた生徒さんも、一人は卒業後就職希望で、もう一人は進学希望でした。
生徒さんには外部の危険作業に従事してもらうわけにはいかないので、社内でのシートサイン製作などの軽作業をメインに行ってもらいました。
それだけでは物足りないので、今回は当社の会社案内をスライドで紹介したり、社員と一緒に食事に出たり、近場で竣工したばかりのサインを見学したり、細かいプランを盛り込みました。
また、部屋のピクトサインをデザインして加工するという課題を与え、オリジナルサインを作ってもらいました。
今回の体験で多少なりとも、彼らの将来の社会人生活の役に立てれば幸いです。
これは生徒さんのオリジナルサイン。
なかなか味があっていいですね。
写真
ブティックの入口上部に"U"の一文字がネオンで表現されています。
こちらのお店の頭文字をとったように思われますが、実にシンプル。
そこに偶然かのように蔦が絡まっています。
シンプルすぎるサインでも、この蔦の効果でサインが引き立っている印象です。
これはきっと意図的な狙いだと思うのですが、皆さんはいかが想像しますか?
社長