車で出かけたり仕事に出たりすると利用するのが駐車場。
特に都心部は郊外と違ってお店やビルの敷地内に無料の駐車場が備えてあることは稀で、有料駐車場を探すのに一苦労ということもしばしば。
一昔前と違って空い土地を利用してのコインパーキングはだいぶ増えましたが、サインデザインがまちまちで、判別し易いとは言い難いのではないでしょうか。
「P」はPARKINGを示す記号で、これを頼りに探せども、街の煩雑なサインにまぎれてしまっているケースもあります。
駐車場オーナーも商売ですから、よそよりも目立つ看板を、なんて競い合っている姿も見受けます。
せめて条例で色だけは統一するとかすれば、利用者は判別しやすいのですが...。
ということで千差万別のPサインの一例でこの立体Pサインです。
分かりやすいかどうかは、見る人それぞれでしょうか。
社長
JR御徒町駅と秋葉原駅のちょうど真ん中あたりの線路下に2k540という施設があります。
たまたま歩いていて発見した次第で、このような施設があるとは知りませんでした。
いやはや勉強不足...。
非常に覚えづらく馴染めない名称ですが、「ものづくり」をテーマとした施設だそうで、変わったお店が軒を連ねております。(といっても軒はJRの高架線路なんですが)
そんな高架下に密集した店舗のサインと施設全体のサインをご紹介します。
詳しくは2k540の公式HPで。
ちょっと楽して、解説ははしょっちゃいました。
社長
代官山にいつの間にか出来ていたT-SITEを訪れてみました。
そもそもあまり前宣伝をしていなかったようで、「静かな大人の為の空間」という噂だけを頼りにいざ現地へ。
建物外装はTの文字を象徴したまさにTSUTAYAの館!
正面から見てもTの字ですが、外装材もオリジナル。
コンクリートっぽかったようですが、プレキャストかなんかでしょうか?
短時間では巡れない施設ですが、簡単に言いますと美術や旅行や音楽など趣味的な本を中心に揃えてあり、もちろん音楽CDやDVDもあります。
店員さんは知識豊富で販売員というよりはコンシェルジュ的な役目の人を配備。
ゆっくり本を読んだり音楽を聴いたりできる場所。
「買う場所」というよりは「遊ぶ場所」といった雰囲気であります。
看板屋目線での感想ですが、サインは非常に洗練されていて最小限に抑えられています。
蔦屋書店というLEDサインはダイカン製。(実際には分かりませんが、この手の代名詞として使用します)
その他案内サインはメッシュボードに印刷で統一されています。
写真に写っているのも細かい穴のあいた鋼板です。
そして内部は撮影NGにつき残念ながら写真で紹介できませんが、コーナーごとのジャンルサインもメッシュです。
わりと大きめのサインが棚から通路に突き出ているんですが、メッシュなので邪魔にならない。しかもきちんと文字が読めるんです。
穴の開口率とか沢山検証した結果でしょう。
繊維系のメッシュに印刷されたサインはよく見かけますが、鋼板は珍しい。
大判で薄板なのでプレス成型して補強をとっているんですが、補強がデザインと一体となっていて、機能、デザイン、強度を三つとも満たしたサインとなっています。
もうちょっと時間をとって楽しみたい施設です。
社長
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ファストファッションと呼ばれる人気店H&Mのサインに変化がありました。
従来のサインはステンレス鏡面の箱文字の表面に赤いアクリル板をかぶせ、内部にLED照明を仕込んだものでした。
そのアクリル板が異様に分厚いのが印象的で、通常は3㎜か5㎜の厚みのところ、それ以上あった気がします。
今回新宿店で見たサインは新型でしょうか。珍しい造りです。
LED特有のつぶつぶ光を見せるかたちですが、赤い透明アクリルボックスをかぶせた格好です。
これによってサインに軽いボリューム感が出て、LEDの直接光も緩和されています。
しかも板への反射でもって、見る角度によっては変化のある箱文字に仕上がっています。
汚れやすく防水面でも課題の多い屋外でこのような仕様とするのはなかなかアッパレ。
社長