- DATE : 2011.01.20
- CATEGORY : 看板ウォッチング
サインの店頭販売?
スタンドサインの店頭販売...?
ではありません。
飲み屋さんが多く入居しているビルの前の風景です。
入口の両側で「いらっしゃいませー」とお出向かいです。
まだ日が高く、営業してませんでしたけど。
スタンドサインの店頭販売...?
ではありません。
飲み屋さんが多く入居しているビルの前の風景です。
入口の両側で「いらっしゃいませー」とお出向かいです。
まだ日が高く、営業してませんでしたけど。
銀座晴海通りの新築ビル「ヒューリック数寄屋橋」がいよいよ竣工に近づいてきました。
特異なうねりのある外装板(格子状)に覆われたビルにはテナントのGAPのサインが設置されています。
建物の1~4階までが、GAPのカラーである紺色に仕上げられるという大胆な表現です。
ここは元々ヴィトンが一棟借りする予定であったようです。
それが結果的にはGAPの旗艦店です。
高級ブランド品店が軒を連ねるという銀座のイメージは、ZARA,H&M,FOREVER21、ユニクロなどのいわゆるファストファッションブランドの出店で大きく変わりました。
まさに時代の変化を感じてしまいます。
大きなロゴサインの表面は、FFシート系の材料のようで、張りシワが結構残っていました。
ガラス面へのサイン取付は支持部材の設計で結構苦労しますが、ここの場合は幸いガラスとガラスの間をうまく利用できたようです。
ありとあらゆるスペースが広告として活用され切ってしまった感がありますが、まだあるんもんですね~。
掲載写真は昨晩行った飲み屋さんの紙製ハンガー。
「ハンガー足りないよー。」と注文付けるとこのハンガーを持ってきました。
ところで酒好き同士でたまに花が咲く話題が、「二日酔いにならない為の飲み方」です。
ウコンの力もその効用の有無についてしばし話題に上ります。
「呑む前に飲んだほうが効く。」
「いや、呑んだ後のほうが効く。」
「いやもっと効く薬がある。」
など喧々諤々。結局みんな二日酔い。
千葉市郊外の、「昭和の森公園」の近くに昨年11月にオープンした「ホキ美術館」にいって
きました。
新聞広告やテレビ放映で話題になっていましたので新年早々に訪れて見ました。
ここは実業家の保木将夫氏が収集した日本の現代写実絵画約300点のコレクションの
なかから約160点を展示しているものです。
写実絵画はその基盤はヨーロッパのダ・ヴィンチやフェルメールなどにさかのぼる伝統的な
絵画にあるそうです。
また、この最新鋭の美術館は写実絵画の展示のために設計されており、約160点の作品
は三層の長い回廊のギャラリーにピクチャーレールなしで展示され、LEDとハロゲンの照明
は天井に埋め込まれてあり、作品の鑑賞にはおあつらえの効果をを発揮しております。
さらに、建物の一部30メートルが空中に浮いているほか、自然採光を採り入れ、緑を楽しめ
る展示室もあります。
建物及び、館内の構造のユニークな感覚は建築物としても一見の価値があります。
展示作品の感想ですが、全体のことごとくが一見して写真ではないかと錯覚します、中には
写真よりリアルでそして作家ごとの個性がよく表現されており1点1点が驚嘆のいたりであり
ました。
毛髪の1本1本、指輪、ブレスレット、ネックレスの鎖の輪や彫刻の文様、海岸の砂粒1粒に
いたるまで、ガラス容器の透明感、瞳のみずみずしいい透明感など、これが絵画なのか。
下の写真は記念のポストカードを複写したものですが、いかがでしょうか。
今年もサイン業に携わる、はしくれとして、広い意味でのデザイン、芸術の接見に思いを
はせる年とならんこと期待しております。
前々から気になっていた中野駅近くの診療所のサインです。
本物の時計をそのまま改造してサインにしたかのような精巧な造りです。
よく時計が組み込まれたサインを見かけますが、止まっていたり、でたらめな時刻を表示しているものが多いなか、この診療所の時計は正確な時間を表示していました。
実際に受診したことはありませんが、サインからは「老舗」「レトロ」「おじいちゃん先生」みたいなイメージが湧いてきます。
こうして見ますと、サインの影響って大きいと感じます。
もしオーソドックスな袖看板だと、視界に入らずに通り過ぎてしまうでしょう。
日本は、このようにお店や会社の特徴や思いがにじみ出たサインがもっと多くなれば、楽しい街並みになるはずです。
手間やコストを省いただけの、規格品の枠にただはまったサインでは殺風景な街並みしか生まれません。