若者に大人気のフォーエバー21ですが、5月29日に日本で四店舗目がオープンしました。
お店のサインに限っての話ですが、どの店舗のものも個性的です。
ららぽーと店のサインはまだチェックできていませんが、一号店の原宿、二号店の銀座、四号店の新宿は三者三様。
普通、チェーン店というものは画一的であって、どこへ行っても同じデザイン。
しかし既に知名度の高いブランドにとって、画一的である必要性はなく、逆に地域ごとに個性強調のほうが重要ということでしょうか。
よくよく考えて見ますと、ヴィトンなどの高級ブランド店も地域によって全く違ったデザインになっていますよね。
フォーエバー21ですが、原宿店は有名なのでファサード写真は割愛し、銀座と新宿を比較して並べてみました。
銀座店のサインはステンレス鏡面仕上げの巨大な文字に、ネオンが仕込まれていて、夜間は文字背面を白く照らし出します。FOREVER21という長いロゴをローマ数字のⅩⅩⅠでシンボリックにまとめられています。
一方新宿店の場合は甲州街道側の広い壁面を利用して、巨大なFOREVER21ロゴを約3連続もさせた上に、LEDで七色に調光点滅させるというデザインです。
サインだけを見ますと、同じ店舗なのかと思うほど、違いを感じてしまいました。
ponko
池袋西口側にあるマックのサインには、珍しくネオンが使われていました。
ここ最近のものではないようですが、長期に渡ってメンテナンスされているということでしょう。
新店舗でお目にかかることはまずないので、小さいながらも貴重な存在であると、密かに喜ぶ筆者。
以前のブログで、マックの店内に装飾としてネオンが飾られている珍しい例を紹介しました。
過去ブログ参照できます。『朝マックのネオン』
池袋の同じ店舗の別の場所にもネオンらしきライン照明が存在しますが、こちらはよく見るとLED。
チューブ状の樹脂に封印されたLEDで、ある程度なら自由に曲げられる製品かと思われます。
人の手の届く場所なので、ネオンは無理ということでしょう。
そういえば日本ではあまり見かけないマックのネオンサインですが、元祖のアメリカではいまだ多いはずです。
10年前に訪れたニューヨークのタイムズスクエアで、度肝を抜かれたマックのネオンサインを思い出しました。
ponko
5月3日のブログで駅キオスクの跡地に出店したホットドッグ店を紹介しました。
その後何度も通るも、食べる機会がいまだ無いのが残念です。
ところでこのお店のサイン、電飾タイプなのですが、光にムラがあります。
写真のサインは店舗の裏側のもので、目測で厚さ100ミリを切っているサインですが、LEDによって光を均一に近づけることは可能なはず。
しかしあえてLEDの間隔を広げて光のムラを模様に変えてしまってます。
我々の仕事では、ムラの無い均一な発光面は美しいと思い、コストアップも仕方ないと、無理をしている面もあろうかと思います。
そういう意味ではこのサイン、意図したデザインであれば、逆転の発想が非常に印象的でした。
ponko
- DATE : 2010.05.15
- CATEGORY : 社長のコラム
二子玉には柳小路と呼ばれる京都の町屋をモデルにした一画があります。
現在も区画拡大の工事が進められているようです。
街路に柳を植えたり、道路を石畳にしたり、建物を格子状の造作で覆ったりして町の雰囲気を出しています。
こういった町は、あくまで雰囲気を真似ているだけなので、どうしても本物感に欠けるのが残念。
よく見ると建物の格子状造作も金物に塗装しているのがわかります。
建物に組み込まれているサインも、一見木枠のように見えて、これも塗装でした。
しかし感心したのはすぐ隣の関係ない古アパートの塀のみを取り替えたり、エアコン室外機を隠したりと、細やかな演出を周囲に及ぼしています。
このあたり、町並み造りの努力が見て伺えます。
ponko
連休中に船橋方面に出かけた際、駅到着直前に電車の車窓から外を眺めていたら一瞬、妙な建物が目に入りました。
時間があったので、到着後にまた一駅ターンバックし、車窓からカメラを構えパチリと一枚。
建物のロケーションから見てもどうも車窓からのみの眺望を意識した建造ではないかと推察
しました。
奇特な好事家がいるものだと思う反面、芸術?の表現の自由もここまできたかと感心。
ただし、あまり話題になるとひょっとしたら撤去されるかも。
あきらん