先月、池袋西武の地下にヴィトンがオープンしました。
その名も「/underground/」
見た瞬間、仮店舗?と思わせる、これまでとは違ったファサードです。
店内も、通常の高級感に包まれた清潔な内装とは打って代わり、まさに「地下倉庫」のイメージ。
床も天井も壁もアウトレットモール調の仕上げ。
展示棚は単管足場を組んだものだし、床には工場のような黄色いライン。
壁はプラスターボードに塗装ムラをわざと見せるなど、手抜きのように見えて実は計算されたデザインという感じです。
村上隆とのコラボの時も驚きましたが、この内装にも驚きです。
もっとじっくり見たかったのですが、目線が商品から完全に外れているのをガードマンに見抜かれ、足早に退散となりました。
ponko
- DATE : 2009.06.23
- CATEGORY : 社長のコラム
先日、表参道ヒルズに久々に行って来ました。
昔、同潤会アパートだったこの場所に、日本をイヤ世界を代表する建築家、安藤忠雄氏の建築が存在するのだ。
安藤忠雄建築といえばコンクリート打ちっぱなしで、スケールが大きい。
スケールの小さい筆者などは、ただただその巨大な空間に圧倒されるのがオチですが、割と小さな物体には目が行きます。
写真は地下の機械式駐車場の車止め、というよりはガラスに突っ込まないためのガードです。
普通はU字の鉄パイプなどで済ましてしまう物ですが、さすがは安藤建築。こんな小物にもコンクリートを使っているんですね。
妙なところで関心してしまいました。
この時期、街路樹の緑がキレイです。
ponko
郊外のお店や看板は都心に比べてスケールがデカイですねぇ。
川越付近の幹線道路を走行中に、遠くからでもバッチリ見える看板に遭遇しました。
その看板の内容は店の名前でも、商品の名前でもなく、「買います」という動詞。
リサイクルショップという商売は「不用品買取り」が命。「お売り下さい」という言葉は業態の代名詞みたいなもので、既に国民の間に浸透済みです。
「買います」は短くて読みやすいのですが、チョットストレート過ぎるし、この大きさは威圧感を感じます。
景観にも馴染んでいないようですが、このご時世、そんな甘っちょろいことを言っている場合じゃないのかも。
気合は十分伝わってくる看板でした。
ponko
東京の八丁堀で目に付いたサンクスのサインです。
(車の運転席からのショットにつき若干手振れぎみ)
コンビニのサインといえばどのお店も同じ仕様。たまに条例の厳しい場所や入居するビルのデザインコードによって色や面積が変わったりしています。
しかし、屋外で、こんなにも小さく可愛らしいサインは初めて見ました。
ローソンやファミマなどでは、コンセプト別に異なったデザインのサインを見たことがありますが、サンクスはどうだったか?
たしか銀座のとあるビルのサインクスはステンレスを基調としたサインデザインでしたが、これはビルのデザインコードによるものだと思います。
今回の八丁堀の件、向かいではデイリーヤマザキが普通にサインを展開しているので、条例は無いはず。
上層階がマンションのこの新築ビル、デザインコードによるものでしたら相当厳しい。
銀座のサンクスは
こんなビルの
こんなデザインの
こんなサインがついています。
ponko
鋼材メーカーで馴染みの深い阪和興業さんの自立看板です。
これは2枚の板の辺を直角に合わせた、いわゆる"Lアングル鋼材"状のデザインです。
特徴的なのは上部が窓抜きとなっており、はめ込まれたガラスに自社のシンボルマークが貼られている点です。
ガラスという素材は背景を取り込んでしまうため、その上に貼られた文字やマークは目立たなくなる場合があります。
ですから通常はマークが栄えるような素材や色をバックにもってくるようなオーソドックスな仕様を選びがちです。
この看板はガラス窓がきちんとアクセントとなっていて、色使いやバランスも良く、見ていて気持ちのいい看板でした。
ponko