今日はスケルトン看板を二つ紹介します。
通常、照明入りの看板では、光源を見せないのが当たり前。
もっとも、裏から照明を当てて広告面を光らせるのだから、自然と見えなくなりますよね。
でもそこをあえて見せるデザイン。
代官山で見つけた袖看板では、ビル入居テナントの1コマ分がスケスケで、蛍光灯が丸見えです。
他のテナントとの差別化はバッチリですが、店舗名の見えやすさは犠牲になっています。
もう一つが下の写真で、築地にある不動産屋の看板です。
こちらの突出し看板では、広告面を縮小し、中のサークル型蛍光灯が少し見えるようにデザインされています。
壁面看板も珍しく、透明のカバーがかけられていて、ショーケースのような造りです。
いずれもあまり見かけない造りの看板です。
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日本橋ではご覧の通り、4月中旬までの期間限定で、日本橋上空に架かる首都高速道路の橋脚にサインが展開されています。
広告主は三井不動産ほか日本橋保存会という組織みたいです。
広告の内容は日本橋のPRと2016年のオリンピック招致をアピールするもの。
6本中2本がオリンピック招致を、4本が日本橋の歴史の節目を西暦を用いてデザインされています。
通常、河川や高速道路への広告は設置禁止という決まりがありますが、特別に許可されているようです。
というより、首都高が橋脚を媒体にした広告事業を始めたらしく、その第一弾がコレみたいです。
中国へ旅行したときは、確か高速道路上や橋脚の広告を目にした記憶があります。
日本では危険ということからか禁止されていましたが、橋脚ならば安全ということでしょうか。
最近は広告媒体となり得るスペースはとことん使い尽くされたという感じでしたので、とうとうこのエリアにまで来たかという印象です。
そのほかに筆者にとっての大きな関心ごとは、どういう方法でサインを取り付けたのかということです。
おそらく船で行ったのでしょうが、その取り付け現場仕事を実際に見てみたかったです。
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何気なく上を見上げたときに「アッ」と思わず声が出そうになったサインを紹介します。
「ア歯科」
「ア」という一文字しかない歯科です。
こんなネーミングありでしょうか。
ん?もしかして経営者は中国や韓国系の歯科医?
アート引越しセンターなどは、電話帳の頭に載るように考えられたネーミングだそうですが、それではアースやアークなど後発が出現すれば追い抜かれます。
しかし「ア」という一文字なら電話帳トップの座は譲りません。
もっとも今の時代、電話帳のトップに載ることにあまり意味はないかと思いますが。
しかし他のテナントスペースが空白なだけに、結構目立ってます。
左に飛来しているのはカラスですが「アー」とは鳴いてませんでした。
(ダジャレばかりでスイマセン)
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東武東上線朝霞駅のロータリーは近年整備されてとても快適な駅前空間と生まれ変わりました。
その西口ロータリーの真ん中のスペースに、歌手であり、ミュージカル女優でもあった、故 本田美奈子さんの記念碑が建てられています。
記念碑に刻まれた文章を読むと、ここ朝霞市は彼女の出身地であり、地元にとても愛着をもっていて、朝霞警察署の一日署長を務めるほどであったということです。
駅前はすっかり様変わりしましたが、昔の歴史を刻む重要なスポットでもあるのでした。
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筆者にとって駅前とは、職場へ、あるいは仕事での通過点という存在であり、駅前に存在するサインなどをじっくりと観察するということはまずありません。
ところが、この駅前、ロータリー周辺ですが、よく見渡してみると実にいろいろなサインが存在するということに気がつきました。
それらは駅周辺の観光案内サインであったり、地方自治体が考えた注意書きやスローガンであったり、シンボルモニュメントであったりと様々。
よく見てみると、何気ないものにも結構ちゃんとした意味や目的があったりします。
中にはほとんど機能しそうもない、自己満足系のサインなどもありますが、駅という施設は公共施設という事情から、商業サインとは異なった趣旨のサインが特徴です。
さて、ご紹介するサインは、浦安駅前にドーンとそびえたっている、市が建てた「非核平和宣言都市」のサインです。
非核宣言というものは、一地方自治体が訴えて効果のあるスローガンなのだろうかと疑問に思い取り上げてみました。
調べてみると、宣言している地方自治体はかなり多いようです。
これは道行く人が見てどうこうというモノではなく、市の宣言を形にしてタダ駅前に置いたようなサインです。
こんなサインが駅前には沢山あります。
次回はもう少し面白いサインを取り上げてみます。
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